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機械設計講座:機械設計者のための覚え書き
常用表に無いハメアイの求め方
0. 概要
今回の記事は下記の2点について解説します。
・常用ハメアイ表には規則がある。
・常用ハメアイ表には無いハメアイでも簡単に導くことが出来る。
基本的な話として読んで頂ければ十分です。

下記記事はDRAFTです。随時加筆訂正していきます。
質問・アドバイス等があれば連絡願います。
皆さんの参考になるように記事を充実させていきたいと思っています。

1.0 解説
昔、こんな質問を受けたことがあります。
質問の内容は、
「ハメアイの常用表にはg6とかは載っているが、g8は載っていない。h8とかなら表から読めるが、g8はどうしたら分かるか?」
というものです。
勿論、JISの分厚いのを調べれば載っているでしょうが、そんなことをしなくても、ほとんどのハメアイは常用表から求めることが出来ます。
ハメアイは適当に決められているのではなく、ちゃんと求め方がありますので、理屈さえ分かれば簡単に求まるのです。

では、一寸お勉強です。(便宜上、軸のハメアイで説明しますが穴でも考え方は同じです。ただし、Δなんてものを足したりと一寸違うところもありますので、詳しくはJIS等を確認して下さい。)

ハメアイは軸の種類(a〜zcとかの小文字で表す)毎に決まった上(もしくは下)の基礎となる寸法許容差とたIT基本公差を知っていれば導く事が出来ます。
IT基本公差は01、0〜16級まであります。(軸の種類には無関係です)
例えば、gの軸では


 ↓は軸の種類ごと違う↓は軸の種類に無関係 
軸径基礎となる上の寸法許容差IT基本公差(8級) 
を越え  以下   
     3
 −2
 14
←左のIT基本公差(8級)
便宜的にgの軸と一緒
に書いてますが、
他の軸でも同じです。
軸径には依存しますが
軸の種類には無関係です
 3      6
 −4
 18
 6     10
 −5
 22
10     18
 −6
 27
18     30
 −7
 33
30     50
 −9
 39
 以下省略


と決まってますので、
例えばd=25の軸のg8のハメアイは、
gの軸の18を越え30以下の欄の上の寸法許容差から上は−7、
次に、IT基本公差の18を越え30以下の欄を見ると−33ですから、 先に求めた上の寸法許容差に付加して、
−7−33=−40(単位はミクロン)
が下の寸法許容差となります。

つまり求め方は、基礎となる寸法許容差が上の寸法(a〜h)なら、
上の寸法許容差=基礎となる上の寸法許容差
下の寸法許容差=上の寸法許容差−IT基本公差
基礎となる寸法許容差が下の寸法(m〜zc)なら、
下の寸法許容差=基礎となる下の寸法許容差
上の寸法許容差=下の寸法許容差+IT基本公差
です。
ただし、jsやjは基礎となる寸法許容差がなく、IT公差を半分ずつ振り分けたり、kの軸も一寸上の求め方とは異なりますが、説明は省略します。

で、質問の内容では、軸のその径の8級のIT公差は計算で求められますし、(何故なら、他のハメアイ、例えばh8とかの欄を見て、下の寸法許容差から上の寸法許容差を引いたものが、8級のIT公差として求まりますよね?)
あとはその径のgの上の寸法許容差は分かりますので計算できますよね?
(例えばg6の欄を見ればその径のgの軸の上の許容差がわかるはずです。)

長く設計をやってる人でもこう言うことを知らない(忘れている)人はかなりいます。
一寸したことですが、知らないとほんの少し恥ずかしい思いをするかも知れませんね。(だって、教科書には必ず書いて有るはずですから)
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(26 Oct 2007)初出

[参考文献]:  社刊「   」(    著)
copyright(c) 2011-  orbit limited.

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